歯科衛生士国家試験の模試で点数が悪かったら?保護者の声かけと避けたい言葉

お子さんの模試の点数が思ったより低かったとき、どんな言葉をかけていますか?

「もっと勉強しないと間に合わないよ」
「次は頑張ろうね」
「大丈夫、きっと受かるよ」

どれも、お子さんを心配する気持ちから出る言葉かもしれません。

しかし、励ますことと、国家試験に向けて必要な対応をすることは別です。

こんにちは。歯科衛生士国家試験専門オンライン個別指導「はぐもぐ」代表の都谷森うららです。

模試の結果が悪かったとき、保護者ができることは、ただ励ますことでも、勉強を急かすことでもありません。

本人の状況を尊重しながら、必要な見直しにつながる関わり方を考えることです。

この記事でお伝えすること

  • 模試の点数が悪かったときに避けたい言葉
  • 本人の状況に応じた声かけの例
  • 保護者が確認しておきたい学習上の問題
  • 家庭だけで判断するのが難しいときの考え方

模試の点数が悪いとき、まず確認したいこと

模試の点数が低かったからといって、その結果だけで国家試験の合否が決まるわけではありません。

一方で、点数が低いことを「まだ時間があるから」と軽く考えるのも適切ではありません。

大切なのは、なぜその点数になったのか、次に何を変える必要があるのかを確認することです。

例えば、同じ点数でも、基礎知識が不足している場合と、問題文の読み取りや時間配分に課題がある場合では、必要な対策が異なります。

保護者が模試の点数だけを見て、勉強量を増やすよう求めても、課題に合った対策になるとは限りません。

模試の結果が悪かったときに避けたい4つの言葉

1.「どうしてこんな点数なの?」

保護者としては原因を知りたいだけでも、本人には責められているように聞こえることがあります。

点数の理由を尋ねること自体が悪いわけではありません。ただし、本人が落ち込んでいるときに問い詰めても、冷静な振り返りにつながりにくい場合があります。

声かけの例

「結果を見て、今どんなことが気になっている?」
「落ち着いてからでいいけど、今回どこが難しかったか整理できそう?」

まず本人が結果をどう受け止めているかを確認し、話したくない場合は無理に聞き出さないことも大切です。

2.「もっと頑張らないとダメでしょ」

勉強時間が不足している場合もあるでしょう。

しかし、すでに相当な時間を勉強に使っているのに、点数が伸びていない人もいます。

その場合、必要なのは努力を増やすことではなく、勉強内容や方法を見直すことかもしれません。

声かけの例

「勉強しているのは分かっているよ」
「今の勉強方法でいいのか、確認する必要があるかもしれないね」

頑張っていることを認める一方で、今の方法を続けてよいかどうかは別に考えましょう。

3.「〇〇さんはもっと点が良かったみたいよ」

友人や同級生との比較は、本人の不安を強めることがあります。

また、他の学生より点数が高いか低いかだけでは、本人の課題は分かりません。

比較するなら、過去の模試から何が変わったかを確認するほうが有益です。

声かけの例

「前回と比べて、できるようになったところはある?」
「逆に、前回から変わっていない課題はあるのかな?」

ただし、点数が上がっていないのに、無理に成長した部分を探して褒める必要はありません。

改善していない課題があるなら、その事実も確認する必要があります。

4.「こんなんじゃ合格できないよ」

危機感を持ってほしくて伝えたとしても、模試の結果だけで合否を断定することはできません。

一方、「大丈夫、きっと受かるよ」と根拠なく安心させることも避けたいところです。

声かけの例

「今回の結果は心配だけど、何を変える必要があるか確認したいね」
「今のやり方で進めていいのか、一度相談してみる?」

必要なのは、合格できる・できないと決めつけることではなく、現状を正しく捉えることです。

では、どんな言葉をかければいいのでしょうか?

保護者が使うべき言葉に、一つの正解があるわけではありません。

本人の性格や親子関係、模試の結果をどこまで整理できているかによって、適切な関わり方は変わります。

本人が落ち込んでいる場合

結果についてすぐに話し合おうとせず、本人が話せる状態かを確認します。

「結果を見て、つらかったよね」

「今すぐ話さなくてもいいよ。落ち着いたら、これからのことを考えよう」

本人が結果を軽く考えている場合

安心させる言葉を重ねるより、具体的な確認を促すほうが適切なこともあります。

「今回の結果について、学校の先生とは何か話した?」

「次の模試までに、勉強方法を変える予定はある?」

本人がすでに対策を考えている場合

保護者が新たな指示を増やす必要はないかもしれません。

「これから何をするか、もう決めているんだね」

「何か手伝えることがあれば教えてね」

本人が主体的に考えている場合は、その判断を尊重することも大切です。

保護者が本当に確認したいのは、勉強時間より「修正できているか」

保護者から見て、毎日机に向かっていることは安心材料になるかもしれません。

しかし、勉強していることと、国家試験に必要な学力が身についていることは同じではありません。

次のような状態が続いていないか、気になる場合は確認してみてください。

  • 模試の結果が悪くても、勉強方法が変わっていない
  • 何が苦手なのか、本人も整理できていない
  • 問題集を何周したかだけが学習の目標になっている
  • 勉強時間は増えているのに、理解度を確認できていない
  • 学校や周囲からの助言を、学習計画に反映できていない

これらは不合格を意味するものではありません。

ただし、今の学習方法を見直す必要がないか、確認するきっかけにはなります。

保護者の方へ

お子さんの勉強を管理したり、毎日点数を確認したりする必要はありません。本人の意思を尊重しながら、必要な支援につながるよう関わることが大切です。

家庭だけで判断するのが難しい場合もあります

模試の結果が悪かったとき、保護者が「もっと勉強させるべきか」「見守るべきか」で迷うことがあります。

しかし、そもそも現在の勉強方法が適切なのか分からなければ、その判断は難しいでしょう。

例えば、本人が毎日勉強しているのに点数が伸びていない場合、単純に勉強時間を増やすだけでは解決しない可能性があります。

必要なのは、現在の学力、間違え方、学習内容、国家試験までの残り期間などを確認したうえで、学習方法を見立てることです。

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お子さんご本人が学習方法を見直す意思を持っていることも重要です。

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まとめ|励ますことより、必要な見直しにつなげること

模試の点数が悪かったとき、保護者が不安になるのは自然なことです。

しかし、その不安をそのまま言葉にしても、本人に必要な学習上の修正につながるとは限りません。

反対に、根拠なく「大丈夫」と伝えることも適切ではありません。

大切なのは、本人の気持ちを尊重しながら、模試の結果から何を見直す必要があるかを考えることです。

保護者が勉強の答えを出す必要はありません。

ただし、本人が今の勉強方法を見直す必要があるとき、そのきっかけをつくることはできます。

この記事を書いた人

都谷森うらら

歯科衛生士国家試験専門オンライン個別指導「はぐもぐ」代表。

歯科衛生士としての臨床経験を持ち、これまで延べ150名以上の受験生の指導に携わってきました。

現在は、学習状況の見立て、学習計画の設計、継続的な確認と修正を重視した国家試験対策を行っています。

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