歯科衛生士国家試験が近づくと、
本人だけでなく、保護者の方も落ち着かなくなります。
「大丈夫?」
「ちゃんとやってる?」
「あと何日だね」
声をかけたくなるのは自然です。
ですが、直前期において、
親ができることは“励ますこと”ではありません。
国家試験直前期に起きていること
国家試験直前の受験生は、
・不安を自覚している
・焦りを感じている
・自分を疑い始めている
この状態にあります。
ここにさらに、
・心配の言葉
・確認の言葉
・期待の言葉
が重なると、どうなるか。
受験生は「安心」よりも
「評価されている感覚」を強く持ちます。
直前期は、
評価に敏感な時期です。
なぜ励ましが逆効果になることがあるのか
「頑張って」
「大丈夫」
「あなたならできる」
これらの言葉は善意です。
しかし受験生側には、
「できなかったらどうしよう」
という裏側のプレッシャーも同時に生まれます。
直前期は、
“言葉の重さ”が増幅する時期です。
親の一言は、想像以上に影響します。
本当に必要なのは、感情の安定
直前期に最も重要なのは、
知識量ではありません。
感情の振れ幅を大きくしないこと。
保護者の役割は、
・勉強を管理することではなく
・成果を確認することでもなく
「家の空気を変えないこと」です。
いつも通りの会話。
いつも通りの生活リズム。
いつも通りの態度。
これが、受験生の設計を守ります。
親がやりがちなこと
・模試の点数を聞く
・合格率を調べて話す
・他の子の状況を共有する
・当日の話題を何度も出す
これらは、
本人が一番分かっていることです。
直前期に必要なのは、
情報の追加ではありません。
“揺れを増やさない環境”です。
では、親は何をすればいいのか
直前期に保護者ができることは一つ。
「普段通りでいること」
・勉強について深く踏み込まない
・評価しない
・結果を匂わせない
そして、
「あなたの努力は見ている」
これを、静かに伝える。
歯科衛生士国家試験は、
本人の試験です。
親ができるのは、
合格を保証することではなく、
環境を安定させること。
直前期ほど、
“何かする”より“何もしない”が効きます。
この記事を書いた人
歯科衛生士国家試験専門
オンライン個別伴走サポート「はぐもぐ」
歯科衛生士国家試験において、
授業だけでなく、判断・設計・メンタルを一体で支える伴走支援を行っています。
受験生本人だけでなく、
保護者の方からのご相談も少なくありません。
直前期に崩れる原因の多くは、
能力ではなく環境の揺れです。
このブログでは、
一人で判断を抱え込ませないための視点を整理しています。
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