歯科衛生士国家試験に不合格だった人が、浪人期に迷子になりやすい理由

「もう一度やれば大丈夫」と思ったはずなのに

歯科衛生士国家試験に不合格だったあと、
多くの人がこう思います。

「来年は、ちゃんと勉強すれば大丈夫」
「今回は準備不足だっただけ」

その感覚自体は、間違いではありません。
実際、浪人して合格する人もいます。

でも一方で、
浪人期に入った途端、迷子になってしまう人
毎年一定数いるのも事実です。


浪人=勉強時間を増やせばいい、ではない

不合格を経験すると、
「次は量を増やそう」と考えがちです。

  • 勉強時間を増やす
  • 参考書を増やす
  • 問題数を増やす

けれど、浪人期がうまくいかなくなる原因は、
勉強量そのものではないことが多い

問題は、
「何を修正すべきだったのか」が
はっきりしないまま、再スタートしてしまうことです。


去年と同じ判断で、違う結果は出にくい

不合格だったという結果は、
「努力が足りなかった」というより、
判断や設計が合っていなかった可能性を示しています。

にもかかわらず、

  • 去年と同じ基準で勉強を組み立て
  • 去年と同じ感覚で進捗を判断し
  • 去年と同じように不安を抱え込む

こうした状態で浪人期に入ると、
**「頑張っているのに届かない感覚」**が
より強くなりやすくなります。


浪人期に起きやすい、もう一つの問題

浪人になると、
学校や先生といった
「判断を確認できる場所」がなくなります。

その結果、

  • 今のやり方でいいのか分からない
  • 修正すべきかどうか判断できない
  • 不安でも進むしかない

という状態に陥りやすい。

これは、意志の弱さではありません。
判断を一人で抱える構造の問題です。


「浪人だから不利」なのではない

ここで誤解してほしくないのは、
浪人だから不利なのではない、ということ。

問題は、
不合格だった原因を見立てないまま、
もう一度走り出してしまうこと
です。

原因が

  • 知識量なのか
  • 定着の問題なのか
  • 判断のズレなのか

それが分からないまま進むと、
迷いながら走る1年になりやすい。


浪人期に本当に必要なのは

浪人期に必要なのは、
気合でも、情報でもありません。

  • 去年、どこでズレたのか
  • 今、何を変える必要があるのか
  • 変えなくていい部分はどこか

こうしたことを
一度、立ち止まって判断することです。

これは、独学でやろうとすると、
想像以上に難しい作業になります。


最後に

歯科衛生士国家試験に不合格だったことは、
「向いていない」という証明ではありません。

ただ、
今までのやり方を続ければいい、
という保証がなくなった

というだけです。

浪人期をどう使うかは、
努力量ではなく、
最初の判断でほぼ決まります。

もし今、
「このままでいいのか分からない」
そう感じているなら。

それは、立ち止まる価値のある違和感かもしれません。


歯科衛生士国家試験に不合格となり、
浪人という選択肢が目の前に出てきたとき。

多くの人が、
「次はどう勉強すればいいか」
「もっと頑張ればいいのか」
という方向に意識を向けがちです。

でも実際には、
勉強法を決める前に、
一度立ち止まって考えたほうがいいこと
があります。

それは、
「去年の結果は、どこで決まったのか」
「本当に修正が必要なのは、量なのか、それとも判断なのか」

この問いに向き合わないまま走り出すと、
浪人期は長く、苦しい時間になりやすい。

今すぐ答えを出さなくても構いません。
ただ、考えないまま進むことだけは、
後から大きな差になります。


この記事を書いた人

歯科衛生士国家試験専門
パーソナル伴走型サポート「はぐもぐ」

歯科衛生士国家試験を目指す学生・浪人生に対して、
勉強方法を教えるのではなく、
「今のやり方で届くのかどうか」を見立て、
必要な判断と設計を行う支援をしています。

勉強時間や努力量ではなく、
判断のズレや設計ミスによって
結果が変わってしまうケース
を多く見てきました。

このブログでは、
ノウハウや解決策を提示するのではなく、
読んだ人が一度立ち止まり、
自分の状況を客観的に考えるための視点を
記録しています。

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