「国試浪人 合格率」
この言葉を検索している時点で、
すでに不安は始まっています。
数字は、事実です。
でも、数字だけで判断すると危険です。
まずは、現実を見ます。
最新5年|現役(新卒)と浪人(既卒)の合格率比較
| 試験回(年度) | 現役生(新卒) | 浪人生(既卒) | 差 |
|---|---|---|---|
| 第30回(2021) | 約97〜98% | 約50%前後 | 約45pt差 |
| 第31回(2022) | 約98% | 約55%前後 | 約40pt差 |
| 第32回(2023) | 約97% | 約50% | 約47pt差 |
| 第33回(2024) | 約98% | 約45〜50% | 約48pt差 |
| 第34回(2025) | 約97% | 約40〜45% | 約50pt差 |
※学校別合格状況より作成(既卒=浪人含む)
ここから読み取れること
・現役はほぼ95%以上で安定
・浪人は40〜55%前後
・毎年40〜50ポイント差がある
つまり、
浪人は「別の環境」で戦う試験になる
ということです。
なぜここまで差が出るのか
知識の差ではありません。
構造の差です。
① 強制力の消失
学校の時間割がなくなる。
締切も、比較対象も減る。
② 判断の孤立
模試の結果をどう解釈するか。
何を削るか。何を伸ばすか。
全部一人で決める。
③ 去年の設計を微修正する罠
「去年も頑張った」
この言葉が、最も危険です。
落ちた設計を少し直すだけでは、
数字は動きません。
合格率は怖い数字か?
怖がるための数字ではありません。
でも、
「なんとかなる」と言える数字でもありません。
浪人は、
努力量の問題ではなく、
修正回数の問題になります。
実践アドバイスを一つだけ
来年の計画を立てる前に、
「去年の判断ミスを3つ言語化できるか」
ここを確認する。
言語化できないまま勉強を始めると、
ほぼ同じ位置に戻ります。
それでも浪人は不利なのか
不利ではありません。
ただし、
自己流のままなら、かなり不利です。
現役と同じやり方では届かない。
ここを認めるところから始まります。
書いた人

都谷森うらら
歯科衛生士国家試験再設計専門
オンライン伴走サポート「はぐもぐ」代表
国家試験不合格後の再設計支援を専門としています。
浪人で伸びる人と、止まる人の違いは「努力量」ではなく「判断の設計」にあります。
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